実は緊張したことない。フリー素材モデル大川竜弥の「さらに深めるリラックス」
Writer:山口 真央 / Photo:梶 礼哉
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毎日毎日仕事で忙しい……。そんな時にも、きっとどこかで発生する「スキマ時間」。本連載『みんなのスキマ時間』は、忙しそうな「アノ人」のスキマ時間を聞いていく連載です。

今回登場していただいたのは、フリー素材モデルの大川竜弥さん。「自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデル」である彼は、撮影に企画にと毎日大忙しのようす。そんななかでもふとできる「スキマ時間」を、どう使っているのか、聞いてみました。

フリー素材モデル・大川竜弥の「スキマ時間」

フリー素材モデル・大川竜弥の「スキマ時間」


── 今日はお忙しいなか来てくださってありがとうございます!

いえいえ! 今日は僕の「スキマ時間」を聞いていただけると聞いて、楽しみにしてきたんですよ。できるだけ忙しい日のスケジュールを持ってきました!

── あっ、忙しそうな顔までしてくれてる!……って、めちゃくちゃ忙しくないですか?

あくまでも「忙しい日」のスケジュールです!(笑)もう少しゆったりとした日もありますし、ぎゃくに何もない日も楽しんでいる。今回はあえて「スキマ」を作るためにもタスクマシマシで来てみました!

── なるほど、じゃあ大川さんの一日を、朝からじっくり深掘りさせてください!

朝は結構強め。移動時間はついつい情報収集

ソファーでくつろぐ大川竜弥さん


── まずは睡眠時間から。この日は4時間とのことですが……だいぶ短くないですか?

僕、あんまり寝なくても大丈夫なタイプで。これは学生時代とか、早ければ小学生頃からそうだったかも。ショートスリーパーなんです。むしろ長く眠り続けられない。

寝る時間・起きる時間は日によってまちまちなんですが、睡眠時間そのものはだいたい4時間くらいでもう大丈夫ですね。昼間眠くなったりもあまりしないんです。

── ショートスリーパーって、全人口の数パーセントと言われてますしうらやましいなぁ……。朝食後の「移動時間」。ここがまずは1つ目のスキマ時間ですね!

そうですね!移動は電車だったり、タクシーだったりまちまちですが……。公共交通機関を使うときは、もっぱらスマホを触っています。職業柄、次のポーズやシチュエーションを見つけるためにも情報収集は欠かせないので、SNSやネットニュースをよく見ていますね。

でもそれは「やらなきゃ!」と思ってやっているわけじゃなくて、僕もともとそういう情報を仕入れるのが好きなんです。SNSもX(旧Twitter)だけなく、InstagramやTikTokも見るようにしたり、YouTubeもトレンドの宝庫ですよ。

── 大川さんは「写真」の人ですが、YouTubeはやられないんですか?

あっ、実はやりたいと思っていて……。この間、OSMO POCKET3(ハンディカム)を購入しました!

OSMO POCKET3を持参してくださった大川竜弥さん


── おお! では近々大川さんもYouTuberに……!?

……って思ってるんですけど、これがなかなか難しい。写真は撮影してほとんど終わりですが、動画は撮影後の編集に一番の時間を使いますよね。動画編集ソフトの勉強をしているんですが、まだまだうまくできてなくて……。デビューはもうちょっと先かなぁ。

撮影のスキマ時間も「スマホタイム」

スキマに挟まる大川竜弥さん


── 大川さんはフリー素材モデルですが、最近はメディアへの出演も増えてきましたよね。撮影の合間はなにをされているんですか??

これももっぱらスマホを触っています。変わり映えしなくてすみません。

── どうしよう、ほんとに変わり映えしない。なんかないですか……?

しいていうなら、移動時間は情報収集、撮影の合間は「デキる男の演出」をしています。

── デキる男の演出。

そう。あんまり暇そうにしているとカッコ悪いなと思うタイプなので、スマホでさくっと返せるメッセージ等の返事やメール作成などはすべてこういったスキマ時間でやっていますね。

メディア出演の際は待ち時間が長いこともあるので、そんな時はパソコンを持ち込んで作業をしていることもあります。「デキる男やってます!」って見せたがりなんです。

一番の楽しみは「ウィンドウショッピング」

キマってる大川竜弥さん


── この夜の時間はウィンドウショッピングですね。お買い物はお好きなんですか?

結構好きですね。僕の唯一の趣味と言ってもいいかもしれません。僕はネットで服を買わない主義で、店舗に行って質感を確かめてから買いたい派なんですよ。

特によく行くのは六本木と表参道、丸の内。六本木はここでしか取り扱いのないブランドをそろえているセレクトショップがあって。表参道や丸の内はお散歩がてらって感じですね。

── モデルをしているからこそ、服にはこだわりがあるんですね!

ウィンドウショッピングといいつつ、次の撮影の衣装を買いに行っていることもよくあります(笑)。

もともとInstagramでファッションを見ることが多かったんです。好きなブランドを見ているうちに、おすすめがどんどん自分好みになっていくじゃないですか。それでまたよさそうな服を見つけて、お店に確かめに行って……。この時間が一番のリラックスタイムですね。

── ……で、これはその延長線上なんですか?

今年のベストバイアイテムちいかわのハチワレちゃんポーチと大川竜弥さん


い、いやっ!そんなことは!……といいつつ、ちいかわのハチワレちゃんポーチは今年のベストバイだったかも(笑)。先ほどの情報収集の時にもお話しましたが、僕はトレンドを知るのが結構好き。今年のアニメ界の王者といったら、ちいかわでしょう。

これはトレンドに乗って買ったつもりが、愛着がわき、今ではハチワレちゃんもめちゃくちゃ好きです。表参道のウィンドウショッピングコースに、原宿のキディランドが入りました。

家の中で落ち着くのは「お風呂とトイレ」

Nintendo Switchと大川竜弥さん


── ここ数年で急増した「おうち時間」。大川さんはご自宅での時間もお好きですか?

好きですね。特段広い家ではないですが、一人の時間は結構好きな方なんです。家ではもっぱらサブスクで映画を見るか、YouTubeを見るか。ゲームも好きですよ。最近は友人とボイスチャットをつなぎながら、「スプラトゥーン3」をやっています。ゲームが共通言語の友人って、意外と多いですよね。

── ご自宅で一番リラックスできる場所はどこですか?ソファとか、ベッドとか……。

あぁ、トイレですね。

── ……トイレ。

トイレでリラックスしている大川竜弥さん


そう、四方を壁で囲まれている感じがいいですよね。一人で、それ以外なにもない空間。落ち着きます。同じ意味で、お風呂も好きな場所です。それでいうと、あまり銭湯とかにはいかないタイプですね。お風呂は一人で楽しみたい派なんです。

緊張→リラックスではなく、リラックスを深める

スキマ時間のリラックスタイムを過ごす大川竜弥さん


── 日々の忙しさのなかで、スキマ時間のリラックスタイムは大切だと思いますか?

そうですね。ただ、僕の中では「緊張したからリラックスしなきゃ」というより、「常にリラックスを保ちたい」が近いような気がします。

昔からなのですが、緊張しすぎて何も手につかなくなってしまったという経験がなくて。初めての撮影、初めて芸能人と会ったとき、初めて大御所とトークしたとき……。うん、緊張はしてないな。

だから、僕にとってはいつもリラックス時間。そのなかでもスキマ時間をうまく見つけて、よりリラックスを深めているイメージです。

── 緊張したことがない……とんでもなく心臓が強い方みたいです。

緊張していいことがないと思い込んでいるんでしょうね(笑)。「緊張感」は必要だけど「緊張」したらすぐ失敗したり、いつものパフォーマンスが出せなくなったりしてしまう。「初めて」を楽しめる人生でありたいとも常に思っています。今後もきっとリラックスしながら生きていく人生。フリー素材モデルをずっとやっていくためにも、初めてを毎回楽しむためのリラックスを追求していきたいです!

リラックスデバイスstonと大川竜弥さん

Writer

山口 真央

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